美味いお魚を求めて! がきの釣り日記

魚が好き! 美味い魚が喰いたい。 それならば、自分で釣って、自分で捌いて思う存分喰らう! ここは、日夜美味い魚を求めてさまよう者の日記である。 そして、たまに脱線する。

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幸せの味 至福のとき 

仕事が終わり、最寄の駅に降り立つ。




いつもどおりに駅の南口から出て、いつもどおりに駅前のうどん屋の鰹だしの香りを感じながら立飲み屋、お好み焼き屋が軒を連ねる通りを過ぎる。

ここで空腹を感じて腹がグゥと鳴る。





疲れた脚を引きずりながら、突き当たりの府道を渡れば、自宅へは真っ直ぐの道のり

早く冷たいビールが飲みたい。






すでに日は沈み、辺りには闇が漂う。





ここでふと違和感を感じた。
何やら違う空気を感じて改めて街並みを見渡すと、そこにはいつもと違った風景が広がっている。

しかも、日が沈んだといってもまだまだ宵の口なのに、道行く人車は見当たらず、しーんと静まり返っている。
道の両側には古くて大きな屋敷が立ち並ぶものの、すべての窓からは明かりが漏れてこない。

どうやら道を間違えたようだ。




いったいここはどこなのだろうと思いながら歩を進めると、何かの店だろうか提灯の灯りを見つけた。

近づいてみると、提灯には「ふぐ割烹 がきちゃん亭」という文字
これがこの店の屋号なのか

そのまま、吸い寄せられるように暖簾を潜る。




カウンターだけの店の中は狭く、10人も座ればいっぱいになりそうだが、ほかに客の姿は見えない。



カウンターの中から背中越しに軽く会釈したのが主人なのだろう。
何か格闘技をしていたことを思わせる分厚い背中と、鼻筋が通った横顔の持ち主である。



ちょうど主人の正面となるカウンターの中央の席に腰掛けると、何やら懐かしさを感じた。
記憶にはないが、以前もこの店に来たことがあるのだろうか・・・

いや、この店に入り、この席に座ることがあらかじめ決められていたような気がする。







とりあえずビールが欲しいと思ったとき、主人の小鼻ぷくっと膨らんだ。





トン




まだ注文していないのに、見るからによく冷えたビールが目の前に置かれた。






主人はそのまま背を向けて、何かの作業に入る。




改めて店内を見渡すも、お品書きが見当たらない。

そこで、ここが「ふぐ割烹」であることを思い出した。





しまった・・・

しかし、幸い給料が出たばかりで少々の無理は利くので、ここは美味いものでも喰おう。





やっぱりふぐ料理が喰いたい。





まずは、先付けにはさっぱりとしたがいいと思った。

すると、また主人の小鼻がぷくっと膨らんだ。





コトン





目の前に涼しげな小鉢が置かれた。


ふぐ皮の和え物



皮和え














湯を通したふぐ皮に貝割れと白菜、それも内側の柔らかい葉の芯の部分が刻まれたものが合わされ、ポン酢に紅葉おろしで和えられている。
しゃきっとした食感で非常に美味い。


いきなり先制攻撃を受けた気分である。








やはりてっさも喰いたい。

そう思ったら、また主人の小鼻がぷくっ





コトン





目の前にてっさが並べられた皿が置かれた。


天然とらふぐのてっさ



てっさ














これだけは何度喰っても感動する。

コリコリでもシコシコでもない独特の食感

よく他の白身魚を「まるでふぐのよう」と表現するが、やっぱりふぐはまったくの別物
何ものでもなく、ふぐはふぐなのである。












少々値が張っても白子が喰いたいと思った。
それも、醤油だれで香ばしく付け焼きしたものがいいと思った。

やはりぷくっと膨らんだ。






コトン





目の前に、香ばしく焼きあがった白子が置かれた。


白子の醤油焼き




白子焼













表面の焼き目には醤油だれが香り、ほくほくと湯気を上げる内側はとろっとろ
さらに、ぱらりと振られた粉山椒が醤油だれの香ばしさを後押ししている。

頬張れば、口の中いっぱいに濃厚な旨みが広がる。

非常に美味い











それはそうと、まだ一度も口に出して料理を注文していない。
なのに、喰いたいと思っただけでその料理が出される。

もしかして、ここの主人は人の心が読めるとでもいうのか
口に出さなくても、言葉にしなくても美味い会話が成り立つということなら話が早い。






よし、次は寿司が喰いたい


しかも、贅沢に切っつけたネタの上には焼き白子を乗せて・・・

ぷくっ






コトン





とらふぐの握り




握り















身皮を軽く炙ったネタで・・・

ぷくっ





コトン





身皮の醤油焼き握り




身皮握り













よし、こうなればもっと贅沢なやつを喰ってやる。

それは、厚く切った白子の醤油焼きを・・・

ぷくっ





コトン





白子の醤油焼き握り




白子握り













マジか・・・




もう言葉が出ない。
いや、言葉なぞ要らない。

これを噛むのに歯も要らない。
この味のすべてを味わいたいと眼を閉じて味覚のみに集中する。







やっぱりてっちりを喰わないと終われない。

ぷくっ





ゴトっ





てっちり(とらふぐのチリ鍋)




てっちり









このポン酢もセンスがいい。

ふぐの肉の甘さが最大限に引き出されている。










とらふぐは、身も美味いが何よりアラから極上の出汁が出る。


締めは当然・・・

ぷくっ




コトン






ふぐ雑炊




雑炊



















それらをきれいに平らげて、主人に「ご馳走さん、とても美味かった」と言おうとしたところで気が遠くなった。







気が付いたのは自宅の居間

夢でも見たのかと思ったが、奥歯にふぐの皮が挟まっていた。



















おしまい・・・









もう尿酸値なんかどうでもいい
もう、どうなってもいい(^^v
   ↓

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