よしっ お刺身を食べに行こう!

2017.09.23(21:46)

塾から帰ると、お父さんがニコニコしながら「お帰り」と待っていた。

いつもは残業、残業と帰ってくるのが遅いけど、この日は、何とかフライデーで、お仕事が早く終わったんだって。


なるほど、短縮授業みたいなものか。
ボクも短縮授業の時は嬉しいので、お父さんも機嫌がいいんだろう。


でも、いつもはお酒を飲んで帰って来るのにどうしたんだろうと思っていると、その疑問に答えるように「ご飯を食べに行こうか」と行った。


なるほど、家族サービスっていうやつか。
前に先生が、「ワークライフバランス」という話をしてくれたのを思い出した。



「それなら、お肉・・・」と言おうとするボクを制し、お父さんは「お刺身を食べに行こう」と言ったので、ボクは少しがっかりした。


お父さんはそんなボクの心を読むように、「がきちゃん亭に行こう」と言った。



あっ、がきちゃん亭・・・





大将が「いい魚が入ったので食べにおいで」と教えてくれたんだって。
前におじちゃんと刺身を食べる約束をしたので、それなら行ってみたい。







ガラガラガラと引き戸を開けるお父さんの後ろに付いてお店の中に入った。


カウンターの中には、おじちゃんが前と同じ優しい笑顔で「いらっしゃい」と迎えてくれた。

おじちゃんに勧められるまま、お父さんと並んでカウンター席に座った。



お父さんは、生ビール、ボクはバヤリースオレンジを注文した。




「今日は、明石産のメジロとサワラが入ったんだ」とニコニコ笑いながらおじちゃんが教えてくれた。
お父さんは、ニコニコ笑いながら美味しそうに生ビールを飲んでいる。

ボクは、お尻が少しムズムズした。










「さぁ、食べてごらん」と出してくれたのはこれ



メジロの刺身



①メジロ刺身














こんなお刺身を見たことがない。
何だか艶々と輝いている。



②メジロ刺身













いきなりの刺身だけど、ボクは誰にも促されることなくさっと箸を伸ばした。

刺身の端にちょぼっと山葵醤油を付けて、口の中にポイっ






えっ!?





これが魚?






刺身って、こんなに甘いの!?



③メジロ刺身












目をまん丸にして驚いているボクを、おじちゃんとお父さんはニコニコしながら眺めている。








「これはどうかな」と出されたのがこれ



サワラの炙り



④サワラ炙り













またボクは、誰にも促されることなくさっと箸を伸ばした。



⑤サワラ炙り










ひと切れ目は山葵醤油




えっ!?








次はポン酢






ええっ!?










炙った皮が香ばしいなぁ~と感じるすぐ後から圧倒的な旨みが襲ってくる。







美味い!!












サワラって、むちゃくちゃ美味しい!








目をまん丸にして驚いているボクを、おじちゃんとお父さんはニコニコしながら眺めている。









「それならもう少しサワラを食べてみるかい」と、次におじちゃんが出してくれたのがこれ



締めサワラの炙り



⑥締めサワラ炙りIMG_0025










「また炙り?」と言おうとしたら、「黙って食べてごらん」とおじちゃんはニコニコ笑う。




ボクは少し不満を感じながら、言われたとおりに箸を伸ばす。


口に入れて、あっと思った。




おじちゃんは、次の料理の準備をしながら背中越しにこう説明してくれた。

「サワラを軽く酢で絞めて、その後5日間寝かせ味を落ち着かせてあるんだ」
「それをさっと炙っているんだよ」

「この料理は、脂が乗っていれば乗っているだけ美味いんだ」
「いろいろな味がするだろう」





おじちゃんの思惑どおりで少し悔しいけど、サワラの身の甘味と炙った香ばしさ、酢の酸味が口の中で入れ乱れている。
でも、決してそれらが喧嘩せず、掛け算のように増幅する。





美味い!!













「じゃぁ、ここらでお鍋にしよう」とカウンターに置かれたコンロに火をつけてくれた。



サワラのしゃぶしゃぶ



⑦サワラしゃぶしゃぶ

















実はボク、お鍋もあまり好きじゃない。

すき焼きは大好きだけど、ただ湯で煮るだけの水炊きなんかはオッサンの食べるものだと思っている。


でも、そんなことを言える雰囲気じゃない。
覚悟を決めて、鍋の中で白く色付いたサワラを一切れ食べてみた。



⑧サワラしゃぶしゃぶ











えっ!?

何これ?




ホクホクでふわっふわ






美味い!!










そう言えば、いつもお父さんはお鍋を「美味い、美味い」と食べていた。
ボクははなから魚など食べず、マロニーちゃんうどんを入れて嫌々食べていた。


でも、これが本当のお鍋の味だったんだ。














美味しかった。




もっと魚を食べてみたいと思っていたら、おじちゃんがニコニコしながら頷いている。







「お寿司はどうかな」と出されたのはこれ



熟成メジロの握り寿司



⑨メジロ握り









⑩メジロ握り











ボクは、お寿司と言えばビントロとサーモンしか食べたことが無い。

メジロの握り寿司なんか美味しいのかと恐る恐る口に運んでみると・・・






美味い!!







食べたことは無いけど、大間産クロマグロと同じ味がする(と思った。)










続いて「さっき食べたのを握ってみたよ」と出されたのはこれ



締めサワラの炙り握り寿司



⑪締めサワラ握り












⑫締めサワラ握り













これは、味を想像する前に勝手に箸が伸びていた。

美味しいのは分かっている。
もう、美味しいのは分かっている。



⑬締めサワラ握り










やっぱり・・・






美味い!!




















あ~ お腹いっぱい






そんなボクに、おじちゃんはニコニコ笑いながらこう聞いた。

「大好物は何だい?」




するとボクは大きな声でこう答えた。

「お魚!!」







お父さんは、そんなやりとりを見ながら美味しそうに生ビールを飲んでいた。














お店を出て、並んで歩くお父さんを見上げると、お父さんの顔が近くなったような気がした。

あれ!?
もしかして、ボクの背が少し伸びたかもしれない。





















おしまい・・・










先日、河内長野市に住む友人から特産の梨いただいた。

むさし1

で、でかい!!

むさし2

調べてみると、「むさし梨」という品種で抜群に美味いらしい。
冷蔵庫でキンキンに冷やし、がきちゃん亭のデザートに出してみようか(^^b
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がき

Author:がき
日本海、和歌山、明石・・・
関西の海を中心に活動し、ときに遠征にも出かける。
ジギングをメインにしているが、美味いお魚を釣るために、特にジャンルは問わない。チームGACHI所属

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