平政という魚

2014.05.01(21:02)

ヒラマサという魚が居る。

それは、アングラーなら誰でも知っている憧れの魚である。


ソルトルアーに限らず、磯師にとっても好ターゲット
暴力的なアタリから圧倒的な引きを見せる。

同じサイズなら、その引きの強さはブリ族の数割増し
しかも、シャローで良型を掛けた時は、いつも根を意識しながらその引きをいなさなければならない。



わしとヒラマサとの出会いは、今から15年ぐらい前
武者修行のために単身で丹後の有名ジギング船に乗り込んだ時のことである。

ボトム付近をしゃくりあげているわしのジグを初めて奴が噛みついた。
そこから体験したことのない引き
今思えば4、5キロあるか無しかのサイズだが、グングンと首を振ってロッドを叩く引きに同船者が「ヒラマサや!」と叫んだ。

「マジ!?」とわしは急に慎重になったのを憶えている。
無事に船上に引き揚げたのは立派なヒラマサ


それは嬉しかった。



それから中~小型は幾度か釣り上げているのだが、10キロがこの魚の一つの壁
今や遠征してもなかなかこのサイズは釣れない。

わしも何度か良型を掛けているが、根に巻かれたりフックアウトしたりして未だ10キロクラスは揚げられずにいる。

しかし、あきらめずに狙い続けたい。




そんな好ターゲットだが、味の方も高級魚といわれるだけあって合格
ルックス、引き、味を兼ね備えたヒラマサは、いわば釣り魚界のエース

人間に例えれば、わしのようだと言えば分りやすい。




旬は、夏だと言われるが、晩秋から冬にかけて釣れる寒の奴も脂が乗っていて美味い

しかし、この魚は絶対に釣ったその日で味を判断してはいけない。
ただゴリゴリとした食感だけで全く旨みが無い。

この魚は寝かせることで旨みが滲み出てくるのである。

寝かせるのは最低3日





さて、先日対馬から送られてきたヒラマサ

やや水っぽく味の薄い個体だったが、3日目、5日目と熟成による味の変化を楽しんだ。




これは7日間熟成させたもの


IMG_0009_2014050120103822d.jpg




あっさりとした身の奥からじんんわりと甘みを感じる。






そして、切り身を湯通し


IMG_0010_20140501201038247.jpg



酒と昆布を加えた水を煮立て、そこに切り身を落とし込む。

カワハギや根魚などの白身なら、さっと表面に熱を通すだけでよい。
しかし、青物はしっかりと中まで加熱した方がよい。
中途半端にやると生臭さが残る。

冷水で絞めた身を並べ、上から塩ポン酢を振り掛ける。



美味い!!




夏に旬を迎える魚には、夏らしいさっぱりとした料理がよく似合う。




今日から5月
一足先に職場ではエコスタイルが導入



さぁ、暑い夏を前に体力を蓄えよう。










おしまい・・・






GACHIブログがランキング1位になったで!」
最近めっきり更新係となったAN会長の弾んだ声
確かに、対馬遠征を綴った記事は面白い。
これなら読者が心を奪われるのも頷ける。
1度は1位になるのを目標としていたらしく、これでグラッチェだという。
「おめでとうございます」と言いながらランキングを見ると・・・
知らぬ間にわしが1位になっていた(^^;
グラッチェ♪
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鰆という魚

2014.04.29(19:58)

久しぶりに「お魚コラム」というカテゴリで書いてみる。

「お魚コラム」では、わしと魚との出会い、付き合いや味わいなどについて綴ろうというカテゴリである。




今回はサワラ

サワラとは、魚偏と書く


その名の通り、に産卵のために大挙して接岸するためによく獲れることからその字が充てられている。




今から15年ほど前、わしがジギングを始めたころは、青物を狙っていてコイツが掛かると、皆嫌がったものである。
その味を知らないうえに、釣り上げたときにサワラ臭という独特の臭気を放つからだろうか
口の悪い輩は、〇〇の匂いや!といってリリースしていた。


しかし、わしは昔からサワラの美味さを知っていた。
だから釣れれば大切に絞めて持ち帰った。

とはいうものの、わしが知るサワラ料理は西京焼きや鍋といった料理であり、刺身では喰ったことが無かった。


持ち帰って捌く身は、真っ白で全身トロ
初めて刺身にして喰った時には、あまりの美味さに悶絶したものである。



そのサワラ、実は瀬戸内では昔から美味い魚として重宝されていた。
本当か嘘か分からないが、瀬戸内サワラがブランド化し、漁師がこぞって獲ったために絶滅しかけたとう話も聞いたことがある。


春から初夏が旬といわれるが、「寒サワラ」と呼ばれる水温が下がった時期のものも抜群に美味い。


今では、ジガーの間でも美味い魚だと認知され、リリースする者は皆無となった。




サワラの調理法は、刺身はもちろん、わしの大好きな炙りは外せない。
他には西京焼き、煮付け、鍋、ムニエルなど
全身に上質の脂をまとい、旨みの強い身質なので、どのように調理しても美味い。

よく「足の速い魚」と言われ、刺身は釣った日にでしか喰えないと思われているが、それほど気にしなくてもよい。

2日目でも安心♪

十分に刺身で美味しくいただくことができる。




そんなサワラが、いよいよわしらのホームグラウンドの明石や紀北でも狙えるシーズンになってきた。

昨年は、サワラの当たり年だったようで、一面にサワラがボイルしていつまでも沈まなかったという話も聞いた。




しかしこの魚

わしはいつも釣りたいと思っているのだが、釣ってやろうと鼻息を荒げると釣れない。
かといって、油断をしていると高価なジグをスパスパっと切っていく、とても厄介者でなのである。

追えば逃げる。
油断をすればすっと近寄っていたずらをする。

まるで魅惑の悪女のような奴なのである。

今シーズンも、奴に弄ばれることになるのかもしれない。





さて、先日釣ったサワラを西京焼きにしてみた。

白みそをベースに、味醂と砂糖でやや甘めの西京味噌風にを練り上げる。
そこにサワラの切り身を並べて漬け込んでやる。



3日間漬けた身はこのとおり


IMG_0001_20140429193949cdc.jpg




艶々と飴色に輝いて、見事な漬かりっぷりである。

すでにこの時点でわしは我を忘れている。






さっそく焼きあげると


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もはやその味の説明は不要



ただひたすら・・・




美味い!!










おしまい・・・





よく登山家は、「そこに山があるから」と言って山に登る。
アングラーはやはり「そこに海があるから」釣りに行くのか
いや、違う。
わしは、「そこに美味い魚が居るから」釣りに出かけるのである。
「お魚コラム」をご覧になった方に、「美味い魚が喰いたい!」と思わせることが出来れば、わしの勝ちである(^^v
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美味いお魚の美味い喰い方

2011.09.03(20:14)

大型の台風は、猛威を振るいながら依然関西圏内を北上している。

被害にあわれた地域の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
また、今後台風の進路となる地域の皆様方におかれましては、くれぐれもお気をつけください。
これ以上悲しい知らせは聞きたくありません。


さて、ネタが無いときなんかにわしとお魚にまつわる四方山話でも記そうかと思って「お魚コラム」というカテゴリーを設けている(なかなか更新できていないが・・・)

前回は、わしと美味いお魚との出会い、美味い魚を喰いたけりゃ自分で釣ろう!!という話を書いた。


今日は、それからどうしたねん!?という話である。

美味いお魚を求めて釣りを始めたわしは、職場の先輩の影響もあり、和歌山県の白浜にあるイカダによく通ったものである。
東白浜釣組合が運営されていたそのイカダでは、アイゴ、イシダイ、メジロ、マダイ、コチ、キス、アジ、チヌ、シマアジ・・・
実にさまざまな魚が釣れるということでとても人気があったのである。
(残念ながら、今は営業されていないが・・・)

わしも初めての釣りで、40センチ弱のサンバソウを釣ってしまったのである。
これが、わしにとって運命の魚となるのである。

「まぁ強烈な引きを味わって、すっかり釣りのトリコになったと言いたいんやろ?」
正解である。
しかし、それだけでは普通の人間と何ら変わらない。

夢にまで見た美味しいお魚との出会いである。
しかも、なかなかのサイズなので当然刺身でいただくのである。
喜び勇んで家に持ち帰り、使ってない出刃包丁を引っ張り出してきて見よう見まねで三枚おろし・・・

結果は、見るも無残なものであった。

ズタズタになった身・・・
ほんの少しになってしまった刺身・・・
大半がアラ炊きになってしまったのである。

刺身というか、切れ端となった身にちょぼっと醤油を付けて口の中に放り込む。
コリコリとした身は、噛み締めるほどに口中に甘みが広がる。

悔しい!!


それから、わしの長く苦しい戦いが始まったのである。


魚の捌き方ビデオを擦り切れるまで見て
出刃包丁をピンピンに砥ぎ
木の俎板を買い
スーパーで、安いアジやサバを買ってきて、徹底的に捌き
夜な夜な青イソメ持ってテトラに行き、チヌやハネ釣っては捌き

また魚の喰い方にもこだわった。
塩焼き、煮付け、刺身以外にも、その魚に合った喰い方をいろいろ試し・・・

そしてようやく一人前に魚料理が出来るようになったのである。


そんな時に、わしのバイブルとなった本達

バイブル

釣り師や漁師は、ほんとうに美味いお魚の喰い方を知っている。

ページをめくり
紹介されている魚料理の味を想像しながら、それを肴に焼酎を飲む。
それはわしにとって、何ものにも変えがたい、至福の時間だったのである。

最近は、レシピなどいちいち本を開けなくても、ネットですぐに見つけることができる。

でも、たまにページをめくりたくなる。


先日、こんな本を買ってみた。

さかなレシピ

魚屋三代目日記という、文字通り魚屋さんの三代目が書かれているブログがある。
プロの視線から魚を扱い、丁寧な料理と綺麗な写真が満載された、とてもためになるブログである。
そんなブログが本になるというので、さっそく買ってみた。

紹介されているのは、いずれも身近な魚ばかり。
斬新なレシピは無いが、それがいいのである。
素材を生かす料理こそが魚料理なのである。

また、当分酒の肴になりそうである(^^



そういえば、今年はまだ明石産のサバにタコ喰ってないなぁ・・・






おしまい・・・



実は、ズタズタになったサンバソウの身
むちゃくちゃ美味かったのである。
半泣きになりながら「いつか絶対腹いっぱい喰ってやる!」と誓ったものである。
その後、チビーズが釣りに行くたびに釣れる小魚を「刺身!」というので捌いたものである。
スズメダイ、ガシラ、鰯、ボラ、ネンブツダイ、チャリコ、キス・・・(すべて20センチ以下)
おかげで、随分わしの腕は上達した(^^v

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釣りを始めたきっかけ

2010.12.06(22:25)

今日は、どうしてわしが釣りを始めたのかという話

釣りを始めたきっかけは、皆それぞれあると思う。
わしの場合は、「美味いお魚」とは切っても切れないのである。

中学生のころから友人と自転車に乗って近所の池や川でフナやブルーギルを釣ったり、
電車に乗って須磨や泉南にカレイやキスを釣りに行ったりもしたが、
少年から青年に成長するに従い次第に釣りから離れていったのである。

そして、今から20年以上も前の話
付き合ってた彼女(当然今の嫁さん)の友人の彼氏というのが、
梅田の小さな寿司屋に勤めていたので、たまたまみんなで行ったのである。
何でも、ネタは和歌山の箕島港から直送らしい。

大将が「これ喰ってみ」とおまかせで出してくれたのは
チヌ、グレ、カツオ、タチウオ、赤ヤガラ、スズキ、マゴチ、イシダイ、カワハギ・・・
いずれも初めて喰うものばかりである。
勘定も、わしらが安心して喰えるものばかりであった。

美味い!!

魚って、こんなに個性があるんや!
こんなにも美味い魚がおったんや!!
魚好きのわしにとっては、それはそれは衝撃的な出来事であった。

「この前、釣りサンデーも取材に来たんやでぇ!」
大将が自慢げに言った一言に、わしの中で何かが弾けた。

そうや!
釣りをしたら、いつでもこんなに美味い魚が喰えるんや!!
美味い魚を自分で釣ったらええんや!!


そして、次の休日
昔の道具引っ張り出して、海に向かったのは言うまでもない。


その寿司屋にはずいぶんと通い、大将からいろいろな話を聞かせてもらったものである。
しかし、ある日突然に店を閉めてしまった。
とても残念であるが、わしに魚の本当の美味さを教えてくれた、
絶対に忘れられないお店である。
わしが美味いお魚を求めるきっかけを作ってくれたお店である。

今でも目を閉じると、あの時の味と感動をはっきりと思い出すことができるのである。




つづく・・・


【インフォメーション】
カテゴリーに「お魚コラム」というのがあるのにお気付きであろうか?
ここでは今まで釣ったお魚や喰ったお魚について、
わしの思いを四方山話として綴っていくつもりである。
それには、まずわしと釣りとの出会いから語らなければならない。
不定期であるが、少しずつ更新していきたいと思う。



これからも多くのお魚に出会えますように(^^v

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お魚コラム

  1. 平政という魚(05/01)
  2. 鰆という魚(04/29)
  3. 美味いお魚の美味い喰い方(09/03)
  4. 釣りを始めたきっかけ(12/06)
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プロフィール

がき

Author:がき
日本海、和歌山、明石・・・
関西の海を中心に活動し、ときに遠征にも出かける。
ジギングをメインにしているが、美味いお魚を釣るために、特にジャンルは問わない。チームGACHI所属

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